ルノワール、ロートレックらの画家のモデルを務めながらも独学で絵を描き始め、その後、エドガー・ドガに師事、画家となった女性です。
シュザンヌ・ヴァラドンは、サーカスの曲芸師として活躍していたのですが、空中ブランコから転落し、重症を負ってしまいサーカスを退団。
その後、母親の洗濯婦の仕事を手伝い、画家たちへ洗濯物を届けて回っているうちに、画家たちのモデルも務めるようになります。
ルノワールの作品モデル
ヴァラドンは、ルノワールのモデルを務めてもいます。
ヴァラドンはルノワールの恋人であったと言われています。
「ブージヴァルのダンス」
(1883年)
「雨傘」
(1885年)
「シュザンヌ・ヴァラドンの肖像」
(1885年)
ルノワールは、ヴァラドンを優雅な若い女性として描いています。
ロートレックの作品のモデル
ヴァラドンはルノワールの他にも、ロートレックのモデルも務めまています。
ロートレックはルノワールとは対照的にヴァラドンを厳しい生活を生きる女性のモデルとして描きました。
「二日酔い」
(1888年)
シュザンヌ・ヴァラドン
「自画像」
(1898年)
ヴァラドンは、サーカスで鍛えられた肉体、くっきりした太い眉や大きな青い目などで人気のモデルとなっていました。
20代のころのシュザンヌ・ヴァラドン
画家達との関わりのなか、ヴァラドン自身も絵を描くようになります。
「青い部屋」
(1923年)
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