最も印象派的な画家と言われ、一貫して印象派の画風で作品を制作した画家です。
パリでイギリス人夫妻のものとに生まれたイギリス人です。
ほかの印象派の画家よりも作品は風景画に集中しており、人物などを描いた作品は数えるほどしかありません。
マティスがピサロに「典型的な印象派画家は誰か?」とたずねた際、ピサロは、「それは、シスレーだ」と答えたと言われています。
ルノワールが描いたシスレー
シスレーは、印象派画家のピサロ、モネ、バジールなどと交流を持ちました。なかでもルノワールとは一番仲がよかったようです。
ルノワールはシスレーをモデルに作品を描いています。
「アルフレッド・シスレーの肖像」
(1864年)
「婚約者たち シスレー夫妻」
(1868年)
「婚約者たち シスレー夫妻」は、題名に反して男性はシスレーですが、女性はシスレーの妻ではありません。
女性は、当時のルノワールの恋人リーズ・トレオをモデルに描いています。
シスレーの作品
シスレーの作品はサロンへの入選も果たしますが評価はそれほどでもなく、印象派としてもモネやルノワール、ピサロなどほど目立つものではありませんでした。
そのため、作品もあまり売れなかったようです。
「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋」
(1872年)
「洪水と小舟」
(1876年)
「森へ行く女たち」
(1886年)
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