17世紀に入り、オランダでは郵便制度が整い一般の人も書簡を交換するようになります。
識字率の向上もあり、手紙のやり取りが流行りました。フェルメールは手紙を題材とした作品を6点も制作しています。
フェルメールの6点の手紙の作品
手紙が流行するなか、人々が最も関心があったのが、ラブレターでした。
絵画で女性と手紙が描かれた際は手紙の内容は恋文と考えられました。
フェルメールの6点も女性が描かれています。
①窓辺で手紙を読む女
背面の壁にキューピットの絵が描かれ、後に何者が上塗りして消してしまいました。
初期の作品でフェルメールの作風が確立しはじめた作品
②青衣の女
③手紙を書く女
④婦人と召使
⑤恋文
⑥手紙を書く婦人と召使
⑤恋文と⑥ 手紙を書く婦人と召使 はいずれも盗難にあってしまい、⑤恋文は盗難の際に深刻なダメージを受けてしまいました。
6点の黄色いジャケットの作品
ラブレターを題材にした作品のうち同じ黄色いジャケットが3点で描かれています。
他に3点で同じ黄色いジャケットが描かれておりラブレター作品同様、6点の作品で描かれています。
(他の3点)
「リュートを調弦する女」
「真珠の首飾りの女」
「ギターを弾く女」
フェルメール晩年の作品
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