美術検定4級を受けてみました。

絵画

美術検定4級を受けてみました。

4級は、受験料(3,980円)支払い後、オンラインでいつでも誰でも受験でき、

合否通知も試験後即時でわかる試験で、お手軽な試験です。

※受験料支払いは、クレジットカード払いと銀行振込が選べました。
〇銀行振込の場合は、多少確認に時間がかかる為、直ぐの受験は出来ないようです。
〇クレジットカード払いの場合、PayPalへ登録が必要ですが、簡単に登録出来ます。

美術検定って何?

美術に関する知識が問われる試験で、絵を描くなど実技を問われる試験ではありません。

一般社団法人美術検定協会という民間団体が実施している民間資格です。

4級から1級まであり、公式ページでは、対象者は下記とされていました。

4級<アートを楽しむ>
西洋美術・日本美術の基礎知識として、代表的な作品や作家を知る。

3級<アートの歴史を知る>
西洋美術・日本美術の基礎知識に加え、動向や形式など美術史に関わる概念を理解し、歴史的な流れを知る。

2級<アートの知見を広げる>
美術に関する幅広い知識を持ち、美術史に関わる様々な概念を理解する。また美術鑑賞の場の役割や現状を理解する。

1級 アートナビゲーター<アートを伝える>
美術に関する幅広い知識・情報をもとに、美術作品や美術をめぐる動向について自身で解釈・思考ができる。さらに他者に対し、より深い作品の理解へ導くための、具体的なナビゲート(道案内)の方法や手段を考えることができる

(引用:美術検定各級について

合格率や受験料は、

  • 4級(選択式約50問/45分)(受験料3,970円) 合格率:約97%
  • 3級(選択式約100問/60分)(受験料6,110円) 合格率:約78%
  • 2級(選択式約100問(美術史問題約85問/90分・実践問題約(※)15問/30分) 
    合格率:約42%
  • 1級(選択式および記述式)合格率:約15%

と難易度は2級ぐらいから難しくなる試験のようです。
(※)実践問題とは、知識や情報を活用して問題を解けるかを問う問題とのことです。

4級は、検定サンプルテストとして5問程、サンプルが用意されていますので、

試しに解いてみるのもいいかと思います。

資格取得後のメリットや特典

あくまで趣味の延長でとる試験と思っていいと思います。

1級を合格したとしても、美大の受験や美術館への就職に有利になることは無いです。

美術館の入館料の割引もありますが、美術館数も限定的で割引金額も大きくない為

こちらもメリットは無いと思った方がいいでしょう。

割引のある美術館(公式ページ参照):美術検定 応援館・応援施設

受験のメリットとしては、美術史や美術知識を広く勉強するきっかけとなり、

3級以降は試験の日程が決まっているので、スケジュールをたてて勉強できる点でしょう。

興味が無かった分野、時代も学ぶ為、広範囲で知識を得ることができて、

より美術館が楽しくなるかと思います
(出題範囲自体は、古代から現代の絵画の他、建築、仏閣、彫刻、など広範囲です。)
(4級では、陶磁器などの問題は無かったです。)

受験の際に準備したもの、時間、費用など

以前から受けようかどうか迷っていたのですが、今回、知らない分野や時代についても

学んでおこうと思い、とりあえず4級を受けてみました。

4級は60%以上の正解で合格で合格率も97%なので、何もしなくても合格できるか

と思ったのですが、不合格となった場合、2回目の受験料(3,970円)がもったいないので

過去問題集(1,980円)だけ解いて受験しました。
(公式テキストもありますが、購入しませんでした。意外と高い。。。2,420円(税込み))

過去問の画像は白黒なので、
作品の確認はネットで確認した方がいいです。

過去問題集は、2時間ぐらいで読めてしまいます。

2度程、過去問を解いて、すぐにオンラインで試験を受けました。
(試験は、受験料支払い後、30日間いつでも受験できます。)

試験時間は30分ぐらいで終わって、結果は、86点(7問不正解)でした。

費用は、過去問題集1,980円+受験料3,980円=合計5,960円
時間は、2回、過去問を解くのに4-5時間、試験時間30分で4時間30分ぐらい。 
  

ちなみに、過去問題集と全く同じ問題も数題ありました。。。

私の知識は、ルネサンス期から印象派、ポスト印象派ぐらいの西洋絵画が知識の中心で、

建築や仏像、現代アートの知識は少ないのですが、問題集も買わなくても7割ぐらい

得点できた感じでした。

試験に合格すると下記の認定書がオンラインでもらえます。

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